副業を考えている介護職の方は、デメリットも考えて、慎重に行う必要があります。副業のデメリットの一つが、ストレスが増えることです。厚生労働省が実施した副業に関する調査によると、介護・医療サービスで働く人の54%が、副業に対して不安や悩みを抱えていると回答しています。半数以上が何らかのストレスを抱えるいるのですが、具体的にはどのような不安や悩みがあるのでしょうか?
最も多いのが「低収入」の34%でした。次いで「対人関係」、「雇用の安定性」が、それぞれ13%。3位は、「仕事の失敗・責任の発生」の9%となっています。
がんばって副業をしても、思うように収入が上がらないと感じている人が3割以上います。副業では長時間働くのが難しいため、収入も思うように伸びないことが多いようです。調査でも、副業の労働時間は1週間に20時間未満が最も多く、全体の約73%を占めています。また、別の調査によると、副業の平均月収は5万円。年代別では20代・30代が3万5000円、40代が6万5000円となっています。もっと稼ぎたいという方も多いかもしれませんが、無理のない範囲で行いましょう。
副業の疲れやストレスで体調を崩したのでは、元も子もありません。疲れをためない、ストレスをうまく発散するなどの体調管理は不可欠といえるでしょう。そして、つらいようなら、いったん副業を辞めて、心身を休めましょう。また、副業などの悩みがある場合は一人で抱え込まずに、信頼できる人に相談することも大切です。